変動費と固定費|計算方法

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記事最終更新日:2021年11月7日
記事公開日:2016年11月11日

変動費と固定費、計算方法を解説します。

変動費とは

変動費とは、操業度の増減に対して比例的に発生する原価要素をいいます。

固定費とは

固定費とは、操業度の増減に関係なく発生する原価要素をいいます。

製造間接費

後述の通り、変動費と固定費は製造間接費と密接な関係があります。

変動費と固定費を設定するメリット

操業度の増減に対応した原価を計算できます。後述の固定予算と比較してより効果的な原価管理や部門別の業績管理に役立ちます。

原価差異分析

実際原価計算や標準原価計算では、製造間接費を変動費と固定費に分解して操業度の増減と関係させて原価差異分析を行います。

シュラッター図

製造間接費の原価差異分析ではシュラッター図を用いて分析します。

直接原価計算(CVP分析)

直接原価計算では利益計画の策定や売上と原価の分析では、製品に直接関連付けられる直接費のみを原価として扱い、固定費は期間費用とします。

変動予算と固定予算

製造間接費の原価差異分析では、変動予算と固定予算の両方を適用できます。操業度との対応の観点から原価要素を変動費と固定費に分類して設定した予算を変動予算、操業度の増減によらず原価が一定である予算を固定予算といいます。

変動費も固定費もどちらも変動予算に関する用語です。

配賦率と配賦額の計算方法

次の通り。

項目配賦率の計算予定配賦額の計算
変動費変動費予算÷基準操業度変動費率 × 実際操業度
固定費固定費予算÷基準操業度固定費率 × 実際操業度

変動費率と固定費率

変動費の配賦率を変動費率、固定費の配賦率を固定費率といいます。

計算例

  • 例題
  • 1.製造間接費予算1,000(変動費400 固定費600) 予定操業度100 当月操業度10

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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