タイムテーブルの書き方|連結仕訳が分かる

タブレットと会計書類

記事最終更新日:2022年10月5日
記事公開日:2022年6月8日

連結財務諸表の問題を解く際に「タイムテーブル」を書くと、正しく仕訳できるようになります。

本記事では、連結の簿記問題を解くためのテクニックである、タイムテーブルの書き方の基本を解説します。

タイムテーブルの書き方|連結会計の問題を解くテクニックを身に付ける

目次

タイムテーブルとは

タイムテーブルとは、連結財務諸表の簿記問題を解く際のテクニックの1つです。子会社の支配や資本等の状況を時系列で把握できます。

タイムテーブル1

連結会計との関係

子会社の支配や資本等の状況を時系列で示すことで、資本連結の数字を確認できます。

メリット

子会社の資本連結に関する情報を把握でき、仕訳を正確に書くのに役立ちます。

特に「利益剰余金期首残高」を含む「開始仕訳」は、投資と資本の相殺消去、のれん償却、過年度損益の非支配株主持分への振り替えなど、たくさんの取引が存在しますが、これらをまとめて1仕訳で書けてしまえます。上手く使えば仕訳を書く時間が減り、かつ正確に連結の問題を解けるようになります。

書き方

次の通り。

タイムテーブル2

以上は基本的な書き方ですが、「利益剰余金期首残高の計算テクニック」「段階取得、追加取得、子会社売却のタイムテーブル」「在外子会社用のタイムテーブル」を学習し、問題演習を繰り返せば、資本連結の得点力は確実に上がります。

「PDCA会計 計算編1 連結会計テキスト Ⅰ.資本連結(実務に役立つシリーズ12)」では、上記のテクニックを解説し、問題も網羅していますので、よろしければご利用頂ければと思います。

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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