仕掛品と仕訳

仕掛品と仕訳を解説します。

仕掛品とは

仕掛品とは、棚卸資産の1つであり製造中の原価をいいます。

対象

製造中の全ての原価要素が対象です。ただし直接原価計算では変動費のみが対象です。固定費は発生時の費用になります。

原価の種類

実際原価(予定価格含む)や標準原価で記帳します。インプット(材料費などの製造投入)とアウトプット(完成)とで原価の種類に複数の組み合わせが存在します。この組み合わせによっては標準原価計算のパーシャルプランのように仕掛品勘定で原価差異を把握する場合もあります。

直接費と製造間接費

費目別計算による分類で認識された直接費は製造投入時に仕掛品に振り替えて集計します。これに対して間接費は全て製造間接費に振り替えます。

部門別計算

製造間接費は部門別計算によって製造部門に集計し、その後、適切な配賦基準によって仕掛品へ振り替えます。

製品別計算

製造活動の結果、完成した製品の原価は仕掛品から製品へ振り替えます。

原価差異

標準原価計算のパーシャルプランでは、仕掛品勘定で原価差異を把握します。

仕訳

仕掛品勘定で仕訳します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
直接費の投入仕掛品×××材料など×××
製品間接費からの振替仕掛品×××製造間接費×××
原価差異(※1)原価差異など×××仕掛品×××
完成製品×××仕掛品×××

別の勘定科目を使用する場合もあります。
(※1)借方差異(不利差異)の場合

勘定連絡図

一般的な場合の仕掛品と他勘定との関係を把握できます。

仕訳例

  • 1.直接材料費10を製造投入した。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1仕掛品10材料10
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