平均法と計算方法
記事公開日:2021年10月27日
平均法と計算方法を解説します。
平均法とは
平均法とは、一定期間の仕入額の平均単価で払い出すと仮定して棚卸資産の払出単価を計算する方法をいいます。
払出単価の計算方法には他にも先入先出法や平均法があります。
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特徴
棚卸資産も売上原価も平均単価で計算するため、先入先出法と比較すると価格変動の影響を受け難いといえます。
材料の消費価格
材料消費価格は、平均法などの方法で計算します。
引用元:原価計算基準
「同種材料の購入原価が異なる場合、その消費価格の計算は、次のような方法による。
(省略)
2 移動平均法
3 総平均法」
計算方法
一定期間の棚卸資産の仕入額から平均単価を計算します。
総平均法と移動平均法
平均法のうち、全期間の平均単価を全ての払出の単価とする方法を総平均法、払い出しの都度、平均単価を計算する方法を移動平均法といいます。
計算例
- 例題
- 1.材料を10個払い出す。在庫は@2が10個 @4が10個。
解答
- ・在庫金額 = @2 × 10個 + @4 × 10個 = 60
- ・払出単価 = 60 ÷ 20個 = @3
- ・払出額 = @3 × 10個 = 30