予定価格と仕訳

予定価格と仕訳を解説します。

予定価格とは

予定価格とは、将来の一定期間における実際の取得価格を予め予想して定めた価格をいいます。費目別計算で原価要素を計算する際に適用する価格の1つです。

ここでは、予定賃率や予定配賦率も含めて解説します。

対象

原価計算基準によると、実際原価計算のうち材料費、材料副費、労務費(直接賃金)の計算に使用できます。

予定価格の種類

次の通り。

項目種類
材料費予定価格
材料副費予定配賦率
直接賃金予定賃率

製造間接費との関係

実際原価計算の製造間接費に適用する予定配賦率も予定価格の1つと考えることができます。

原価の計上

予定価格に実際消費数量を乗じて計算します。

原価差異

予定価格を適用した場合には、実際価格で計算した実際発生額との差額を原価差異として計上します。

標準原価計算との違い

標準原価計算では価格面だけでなく物量面でも標準を設定します。この点に起因して価格と数量の両方で原価差異が発生する点も実際原価計算と異なります。

仕訳

原価差異の仕訳を示します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
原価差異(※1)原価差異×××材料など×××

別の勘定科目を使用する場合もあります。
(※1)借方差異(不利差異)の場合

仕訳例

  • 1.材料の消費価格に関する差異10(不利差異)が発生した。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1材料消費価格差異10材料10
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