営業外債権(貸付金など)と貸倒引当金

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記事最終更新日:2021年10月12日
記事公開日:2017年11月26日

貸付金などの営業外債権と貸倒引当金を解説します。

営業外債権とは

営業外債権とは、貸付金や未収入金など商品や製品の販売(営業活動)以外の取引で発生した債権をいいます。

営業外債権の例

貸付金や未収入金以外にも立替金、差入保証金などが存在します。

営業外債権と貸倒引当金

計算方法や仕訳は売掛金や受取手形と同じです。決算整理仕訳として評価して計上します。

売掛金と貸付金との違い

ただし貸倒引当金繰入の損益計算書上の区分が異なります。売掛金(営業債権)の場合には販売活動に伴う費用として「販売費及び一般管理費」の区分に表示します。これに対して貸付金(営業外債権)の場合には「営業外費用」の区分に表示します。

※貸倒引当金戻入は、どちらも原則として営業外収益に表示します。

仕訳例

  • 1.決算整理仕訳として貸付金に貸倒引当金100を計上する。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1貸倒引当金繰入100貸倒引当金100

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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