営業外債権(貸付金など)と貸倒引当金

貸付金などの営業外債権と貸倒引当金を解説します。
営業外債権とは
営業外債権とは、貸付金や未収入金など商品や製品の販売(営業活動)以外の取引で発生した債権をいいます。
営業外債権の例
貸付金や未収入金以外にも立替金、差入保証金などが存在します。
営業外債権と貸倒引当金
計算方法や仕訳は売掛金や受取手形と同じです。決算整理仕訳として評価して計上します。
売掛金と貸付金との違い
ただし貸倒引当金繰入の損益計算書上の区分が異なります。売掛金(営業債権)の場合には販売活動に伴う費用として「販売費及び一般管理費」の区分に表示します。これに対して貸付金(営業外債権)の場合には「営業外費用」の区分に表示します。
※貸倒引当金戻入は、どちらも原則として営業外収益に表示します。
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仕訳例
- 1.決算整理仕訳として貸付金に貸倒引当金100を計上する。
No | 借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
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1 | 貸倒引当金繰入 | 100 | 貸倒引当金 | 100 |