商業簿記3級 (H31改定)精算表の作成

更新日:2019年9月23日
公開日:2018年4月23日

※平成31年の改定によって、平成31年(令和元年)以降、6桁精算表は簿記3級の試験範囲から除外されました。

前回、「決算手続き(試算表作成から帳簿締め切りまで)(2級)」では、決算手続きの概要と2級で新たに学習する論点について解説しました。

今回は、精算表の作成について解説します。

精算表とは

精算表(せいさんひょう)とは、試算表の作成から決算書の作成までを勘定科目毎に一覧表にまとめた表をいいます。

決算書の数字の正確性の検証や全体の把握のために作成します。

精算表の種類

精算表には、6桁式と8桁式の2種類が存在します。

6桁の精算表では、(残高)試算表、損益計算書、貸借対照表をそれぞれ、借方と貸方の残高を表記します。

8桁の精算表では、6桁の精算表に決算整理(修正記入)を追加した表形式になっています。

8桁の精算表を作成することが一般的であることから、以下では8桁の精算表を例として作成方法を解説します。

精算表の作成方法

(1)決算整理前の合計残高試算表を「残高試算表」欄に記入する。
(2)決算整理仕訳について、「修正記入」欄に記入する。
(3)「残高試算表」と「修正記入」の各欄のうち、収益と費用の勘定科目について損益計算書に記入し、借方合計と貸方合計の差額を計算して、当期純利益の金額を記入する。
(4)「残高試算表」と「修正記入」の各欄のうち、資産、負債、純資産の勘定科目について貸借対照表に記入する。また、損益計算書の当期純利益について、同額を貸借反対にして記入する。
(5)合計が貸借一致しているかどうか確認する。

精算表作成のポイント

上述(2)の修正記入欄への記入について、残高試算表欄に記入のない勘定科目は、残高試算表欄の合計行(3,800,000円が記載された箇所)の下行に追加できます。上の例では、「貸倒引当金繰入」勘定が該当します。

繰越商品勘定、貸倒引当金勘定、仕入勘定は既に勘定科目が存在します。従って、その勘定科目の行に決算整理仕訳を転記します。

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まとめ

今回は精算表の作成について解説しました。問題演習を繰り返して定着させていきましょう。

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