精算表と作り方
記事公開日:2021年10月11日
精算表と作り方を解説します。
精算表とは
精算表とは、試算表の作成から決算書の作成までを勘定科目毎に一覧表にまとめた表をいいます。
目的
決算書の数字の正確性の検証や全体の把握のために作成します。
種類
6桁式と8桁式の2種類が存在します。
8桁の精算表では、6桁の精算表に決算整理(修正記入)を追加した表形式になっています。
以下、8桁の精算表を例として解説します。
精算表の例
次の通り。
作り方のポイント
次の通り。
<精算表の作り方>
- (1)決算整理前の合計残高試算表を「残高試算表」欄に記入
- (2)決算整理仕訳について「修正記入」欄に記入
- (3)残高試算表欄に記入のない勘定科目は、残高試算表欄の合計行の下行に追加(貸倒引当金繰入の箇所)
- (4)収益と費用の勘定科目の金額を損益計算書に記入し、借方合計と貸方合計の差額を計算して、当期純利益の金額を記入
- (5)資産、負債、純資産の勘定科目を貸借対照表に記入。
- (6)損益計算書の当期純利益の金額を貸借反対にして貸借対照表に記入
- (7)合計が貸借一致しているかどうか確認
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