個別仕訳問題10-その他販管費(6問)

10-1.解説

商品の広告宣伝のための支出のため、広告宣伝費(費用)の発生として借方に記入。請求書が届き代金は支払っていないため貸方は「未払金(負債)」の増加として記入します。

10-2.解説

インターネット利用料や電話代は切手と同じく通信費の発生として借方に記入します。普通預金から引き落とされたため、貸方は普通預金を記入します。

10-3.解説

電気・水道・ガス代は「水道光熱費(費用)」の発生として借方に記入します。

10-4.解説

保険料の支払いは「保険料(費用)￥300,000」の発生として借方に記入します。次に本問では支払いに伴い振込手数料が発生しているため、「支払手数料(費用)￥1,000」の発生として借方に記入します。

最後に普通預金からの振り込みと振込手数料の引き落としの合計￥301,000を貸方に記入します。

10-5.解説

倉庫への商品保管に関する支出は「保管費(費用)」の発生として借方に記入します。次に支払について本問では現金で支払っているため、現金を貸方に記入します。

10-6.解説

保険料は支払った時に「保険料(費用)」の発生として借方に記入します。つまり現時点では保険料￥300,000(借方残)が決算整理前残高試算表上に載っていることになります。

次に問題文の「3ヶ月分が未経過である」の「未経過」とは「時が経過していない」ことを意味します。すなわち、問題文から「1年間の保険料￥300,000を支払い時に費用計上したが、うち3ヶ月分は時が経過していないので、3ヶ月分だけ費用計上が多くなっている。そこで、前払費用で資産にするよう決算整理仕訳を行ってください。」ということを読み取らなければいけません。

以上から保険料￥75,000(3ヶ月分。￥300,000×3ヶ月/12ヶ月)を貸方に記入して保険料を減少させるとともに、借方には前払費用(前払保険料)を同額記入します。