消費税と仕訳|税抜処理

会計帳簿と電卓

記事最終更新日:2021年10月9日
記事公開日:2018年4月20日

消費税(税抜処理)と仕訳を解説します。

消費税とは

消費税とは、モノの購入やサービスの消費に対して課される税金をいいます。

会社に課されるその他の税金には法人税などが存在します。

仕入との関係

商品を仕入れた場合には、消費税の支払いを伴うため仮払い処理をします。

売上との関係

商品を販売した場合には、消費税を受け取るため仮受け処理をします。

確定納付

消費税は決算手続きにより確定した会計数値に基づき、決算日の翌日から2ヶ月以内に納付します。

実務上の取り扱い

令和2年度の税制改正により、消費税も申告期限の延長が可能になりました。「法人税の申告期限の延長の特例」の適用を受ける法人が延長申請を行えば法人税と同様の方法で納付できます。

税抜処理

税抜処理とは消費税の会計処理の方法をいいます。

消費税の仕訳

仮払消費税勘定仮受消費税勘定未払消費税勘定で仕訳します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
確定仮受消費税×××仮払消費税×××
未払消費税
納付未払消費税×××現金預金など×××

仕訳例

  • 1.決算整理仕訳として消費税の処理を行う。仮払100 仮受120。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1仮受消費税120仮払消費税100
未払消費税20

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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