未払費用と仕訳

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記事最終更新日:2021年10月17日
記事公開日:2021年10月10日

未払費用と仕訳を解説します。

未払費用とは

未払費用とは、一定の契約に従い、継続して役務の提供を受ける場合、すでに提供された役務に対して、いまだその対価の支払が終らないものをいいます。

経過勘定項目の1つとして企業会計原則に規定されています。

対象の取引

手数料、保険料、利息など、時間の経過とともに発生するような取引が対象です。

会計処理

見越し処理し、費用を未払計上します。

未払金との区別

企業会計原則に基づき、未払費用は性質の異なる未払金とは区別しなければなりません。

仕訳

未払費用勘定(負債に属する勘定科目)で仕訳します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
費用の見越し支払利息など×××未払費用×××
再振替仕訳未払費用×××支払利息など×××

仕訳例

  • 1.決算整理仕訳として利息費用10を当期に見越し計上する。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1支払利息10未払費用10

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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