法定福利費と仕訳

給料日

記事最終更新日:2021年10月12日
記事公開日:2021年10月4日

法定福利費と仕訳を解説します。

法定福利費とは

法定福利費とは、従業員の社会保険料のうち、会社が負担する部分をいいます。

会計処理

給与支払いに伴い法定福利費を毎月計上します。

納付

従業員負担の社会保険料とともに月末までに納付するのが一般的です。

法定福利費の仕訳

法定福利費勘定(費用に属する勘定科目)で仕訳します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
社会保険料の納付社会保険料預り金×××現金預金×××
法定福利費×××

未払費用で処理する方法

給料の支払い時に未払費用勘定(負債に属する勘定科目)で仕訳する方法もあります。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
給与の支払法定福利費×××未払費用(※1)×××
社会保険料の納付社会保険料預り金×××現金預金×××
未払費用(※1)×××

※1:未払費用は、「未払法定福利費」でも可。

仕訳例

  • 1.社会保険料100(うち法定福利費45)を普通預金より振り込んで納付した。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1社会保険料預り金55普通預金100
法定福利費45

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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