社会保険料と仕訳

記事公開日:2021年10月3日

社会保険料と仕訳を解説します。

社会保険料とは

社会保険とは、病気、高齢化、失業、労働災害、介護などのリスクに備えて国民が支払う公的な保険制度をいいます。

この支払いを社会保険料といいます。

内訳

健康保険、厚生年金、雇用保険などに分類できます。

法定福利費

社会保険料のうち、会社が負担する部分を法定福利費といいます。

会計処理

従業員が負担する社会保険料を毎月の給料から控除します。会社は従業員から社会保険料を預かるので、預り金として処理します。

納付

会社負担の法定福利費とともに月末までに納付するのが一般的です。

社会保険料の仕訳

社会保険料預り金勘定(負債に属する勘定科目)で仕訳します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
給料の支払い給料×××当座預金など×××
社会保険料預り金×××
(その他の控除項目)×××

仕訳例

  • 1.給与総額100から控除項目(社会保険料10 源泉所得税5 )を差し引いた残額を当座預金から振り込んだ。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1給料100当座預金85
社会保険料預り金10
所得税預り金5

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※電子書籍WEB版(フリー)の一覧は「第10章 収益と費用-PDCA会計 簿記3級 基本テキスト&基本仕訳問題」に掲載

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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