売上原価と仕訳

記事公開日:2021年8月21日

売上原価と仕訳を解説します。

売上原価とは

売上原価とは、販売した商品の仕入れ値や製品の原価をいいます。

売上や仕入との違い

売上とは販売した商品や製品を販売価格で評価した金額をいい、仕入とは購入した商品や材料などの価格の金額をいいます。

計算方法

売上原価は次の通り計算します。

3分法

売上原価は3分法といわれる方法で仕訳して計算するのが一般的です。

売上原価対立法

3分法の他にも売上原価対立法という仕訳の方法があります。

売上原価の仕訳

3分法では売上原価勘定は使わず、繰越商品勘定仕入勘定で仕訳して集計した商品額と仕入額から上記の方法で売上原価を計算します。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
商品の仕入仕入×××買掛金など×××
期首商品の振替(決算整理仕訳)仕入×××繰越商品×××
期末商品の振替(決算整理仕訳)繰越商品×××仕入×××

仕訳例

  • 1.商品100を掛けで仕入れた。
  • 2.決算整理仕訳を行う。期首商品棚卸高10、期末商品棚卸高20。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1仕入100買掛金100
2仕入10繰越商品10
繰越商品20仕入20

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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