取引の8要素とは|仕訳を覚える効率的な方法

記事最終更新日:2022年10月10日
記事公開日:2021年7月21日

取引の8要素について解説します。仕訳を効率よく理解して覚えたい人は使用しています。

取引の8要素とは

取引の8要素とは、仕訳を記入する際の資産、負債、純資産、収益、費用の増減や発生と借方・貸方への記入との関係を表した表をいいます。

取引の8要素

取引の8要素の使い方

商品100を現金で購入した場合の仕訳は次の通り。

(借方)仕入 100 (貸方)現金 100

仕入は費用です。上の表で費用の発生は借方であるので仕入は借方に記入します。

現金は資産です。資産の減少は貸方であるので現金は貸方に記入します。

使い方のポイント

仕訳を見る時に常に取引の8要素の表を手許に置いておき見ながら仕訳を考えることです。

繰り返すうちに表を見なくても仕訳が分かるようになります。

実務の仕訳と取引の8要素

実務では暗記では対応できず、自分たちで考えて仕訳しなければならないような取引も存在します。

取引の8要素を頭に入れて仕訳を理解して覚える訓練をしている人は、勘定科目ではなく、資産・負債・純資産・収益・費用とは何か、を理解しながら仕訳を覚えます。

従って、取引の8要素で考える習慣が身についていると初めての取引であっても暗記に頼らずに仕訳を記帳できるようになります。

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著者情報

須藤恵亮(すとうけいすけ)

フリーランス公認会計士。1人で「PDCA会計」を企画・開発・運営。

中央青山監査法人で会計監査、事業会社2社でプレイングマネジャーとして管理業務全般及びIPO準備業務に携わる。

現在は派遣・契約社員等として働きながら、副業的に「PDCA会計」の執筆やアプリ開発等コツコツ活動しています。

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