商業簿記3級 (H31改定)仕入・売上の返品に関する仕訳処理

更新日:2019年9月18日
公開日:2017年12月10日

※平成31年の改定によって、「値引」という用語や仕訳処理は簿記3級の試験範囲から除外されました(簿記2級からも除外)。

前回、「商業簿記入門その47~3分法による商品売買取引の仕訳処理(3級)」では分記法による商品売買取引の仕訳処理について解説しました。

今回は仕入れや売上取引のうち、返品の仕訳処理について説明します。

仕入戻しとは

商品を仕入れた場合には様々な理由でクレームになる事柄が発生する場合があります。

例えば(1)商品が異なっている (2)数量が異なる (3)商品に傷が付いている (4)商品が破損している といったことが挙げられます。

仕入戻し(しいれもどし)とは、上述のような場合に、商品を返品することをいいます。

仕入戻しの仕訳処理

仕入を減少させ、現金預金などのお金の返金や買掛金などの債務を減少させる仕訳を記入します。

出来事借方科目借方金額貸方科目貸方金額
仕入れ戻し買掛金など×××仕入×××

売上戻りとは

仕入れ戻しは、仕入れた者の立場から見た取引ですが、売上戻しは、同様のことを販売した者の立場から見た取引です。

売上戻り(うりあげもどり)とは、商品を返品されて戻ってくることをいいます。

売上戻りの仕訳処理

売上を減少させ、現金預金などのお金の返金や売掛金などの債権を減少させる仕訳を記入します。

出来事借方科目借方金額貸方科目貸方金額
売上戻り売上×××売掛金など×××

仕訳例

  • 1.A社はB社より掛けで仕入れた商品の数が多かったため、多かった商品3万円をB社に返品した。
  • 2.A社はD社へ掛けで販売した商品の数が多かったとの連絡をD社より受け、多かった商品5万円が返品されて戻ってきた。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1買掛金30,000仕入30,000
2売上50,000売掛金50,000

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まとめ

今回は仕入・売上取引のうち、返品に関する仕訳処理について解説しました。難しいことはありませんので覚えてしまいましょう。

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