貯蔵品と仕訳

硬貨と文房具

記事最終更新日:2021年10月12日
記事公開日:2021年10月5日

貯蔵品と仕訳を解説します。

貯蔵品とは

貯蔵品とは、製品や商品、仕掛品など営業上の販売目的以外の目的で保有する資産をいいます。

会計基準との関係

連続意見書第四 棚卸資産の評価についてには、棚卸資産の範囲に関する記載があります。貯蔵品はそのうち、「販売活動および一般管理活動において短期間に消費されるべき財貨」に該当すると考えられます。従って、貯蔵品は棚卸資産の1つといえます。

切手と収入印紙

未使用の切手と収入印紙は月次や決算日に在庫をカウントして貯蔵品として処理します。

貯蔵品の仕訳

決算整理仕訳として資産や費用から貯蔵品勘定(資産に属する勘定科目)に振り替える仕訳を行います。翌期首には再振替仕訳を行います。

取引借方科目借方金額貸方科目貸方金額
切手在庫貯蔵品×××通信費×××
収入印紙在庫貯蔵品×××租税公課×××

除却資産

除却した有形固定資産に処分価値がある場合にも貯蔵品として処理します。

仕訳例

  • 1.決算整理仕訳として在庫の切手10を資産計上する。
No借方科目借方金額貸方科目貸方金額
1貯蔵品10通信費10
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