日商簿記2級の過去問の入手方法とおすすめ本 | 計画的に合格を目指す方へ
更新日:2021年1月11日
公開日:2018年7月22日
平成28年度以降の度重なる改定によって、日商簿記2級は出題範囲が拡大し、難易度が高くなりました。
従って、日商簿記2級を合格するには、これまで以上に有効かつ効率的に学習することが、一層重要になったと言えるでしょう。
そして過去問題集の活用は、簿記2級のみならず、どの資格でも合格率を高めることができる、有効かつ効率的な学習方法です。
この過去問ですが、日商簿記2級では次の通り、いくつかの方法で入手できます。
- (1)WEB(解答や分析・傾向のみ)
- (2)専門学校(TAC、大原など)の無料配布(直前の試験のみ)
- (3)過去問題集(書籍)の購入
結論を言えば、有効かつ効率的な方法は、「(3)過去問題集の購入」です。
このページでは、他の入手方法についてもコメントして比較するとともに、日商簿記2級の学習におすすめの過去問題集をご紹介します。
日商簿記検定2級の過去問を入手する方法
詳細は次の通りです。
入手方法(1)-WEB
例えば、以下のサイトでは過去問の解説や傾向と分析を掲載しています。
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どちらも役立つサイトです。しかし、日商簿記検定の過去問に関する解答・解説や出題傾向と分析にとどまっており、肝心の過去問自体は掲載していません(おそらく著作権の問題)。
入手方法(2)専門学校(TAC、大原など)の無料配布
日商簿記検定の専門学校(資格取得スクール)として有名なTACや大原では、解答速報を無料配布しています。
各校で冊子を無料配布しているだけでなく、WEB請求でも無料で入手できます。
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ただし、直前1回分の過去問しか手に入りません。
入手方法(3)過去問題集(書籍)の購入
おすすめは日商簿記検定(2級)の過去問題集を購入することです。
無料で入手することはできませんが、過去5回分や10回分といった問題が掲載されています。
解説が充実しているだけでなく、問題別のポイント解説や解法テクニック、予想問題集を掲載している書籍も存在します。
従って、日商簿記2級を本気で目指すのであれば、過去問題集を購入することが最も合格率を高める方法です。
簿記2級のおすすめの過去問題集
日商簿記検定2級の過去問題集では、TAC出版の「合格するための過去問題集 日商簿記2級 '21年2月検定対策 (よくわかる簿記シリーズ)」が断トツでおすすめできる書籍です。
おすすめの理由は次の通り、過去問だけでなく、学習方法や問題別対策についてTACのノウハウが凝縮されているからです。
おすすめ1-過去12回分の問題と詳細な解説
直前12回分の過去問が掲載されており、解説も詳細で分かりやすい。
12回の過去問を解けば、出題範囲もほぼ網羅されているため、試験対策としても安心できます。
過去の出題分野が一覧表になって掲載されているため、出題傾向も一目で分かります。
※画像は本書より引用
おすすめ2-学習の進め方や問題の解き方の解説付き
冒頭には日商簿記2級の学習の進め方や、問題の解き方が掲載されており、勉強方法の参考になります。
※画像は本書より引用
おすすめ3-問題別の対策と本試験を想定した豊富な問題
本書の出版は、資格取得スクールとして有名なTACです。
そのTACが問題別に対策をポイントにまとめて解説しています。
さらに本試験を想定したサンプル・厳選された問題が豊富に掲載されています。
※画像は本書より引用
過去問の有効かつ効率的な使用時期と方法の一例
基本テキストや基本問題演習を1周りした段階で、一度、過去問を見てみます。
そして、現在の自分のレベルと合格のレベルとのギャップを認識し、足りない部分を把握し、学習計画を修正します。
最後に直前になった段階では、実際の試験と同様、想定問題として取り組みます。分からないところはノートにまとめ、試験当日直前に見直しできるようにします。
過去問30回を分析した仕訳問題集
価格:480円(Kindle Unlimited対象商品)
<本書の特徴>
- ・厳選した100問。試験範囲のほとんどをカバー
- ・1問1答1解説形式→電子書籍でもストレスなく読める
- ・テキストを読んだ後や直前対策に使用すると効果的
本サイトをまとめた日商簿記テキスト
価格:250円(Kindle Unlimited対象商品)
<本書の特徴>
- ・2冊目の補助テキスト(スマホ)に便利
- ・メインテキストでじっくり学習。スキマ時間に本書で復習
本サイトよりも分かりやすく読みやすい完全オリジナルの工業簿記テキスト
価格:250円(Kindle Unlimited対象商品)
<本書の特徴>
- ・30回分の過去問を分析し、出題可能性・重要度を掲載
- ・工業簿記テキストはこれ一冊で全範囲を網羅
- ・勘定連絡図を中心にイラストや図表が豊富
- ・大事なポイントや問題を再掲。電子書籍でもストレスなく読めるように工夫